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憧れの場所ウォール街

ウォール街の映画化

一定以上の年齢の人の中には、ウォール街というと同名の映画を思い浮かべる人も多いようです。その名の通りウォール街をモデルにした映画「ウォール街」は1987年に公開されたアメリカ映画で、アメリカのとくに金融界ではしばしば名前が出されるほど有名な映画です。この映画の主人公である投資家に憧れて銀行員になったりウォール街で働く若者が増え、日本でも一躍ウォール街が有名になりました。

主人公のモデルは実際の投資家アイヴァン・ボウスキーであり、1980年代のウォール街で活躍しました。企業買収によって当時の金額で2億ドルの資産を手にするも、映画と同じようにインサイダー取引の発覚で逮捕されています。インサイダー取引とは、投資するかどうかの判断に影響するような会社の未公開情報を知りつつ、その情報を知らない人と株式などの取引をおこなうことです。通常は会社が公表しないかぎり知りえない内部情報を知ることができる、会社の内部者などが規制の対象となります。

映画のウォール街でも主人公の投資家と証券マンはインサイダー取引に手を染め、巨万の富を得るも最後には逮捕されます。映画的にはバッドエンドともいえる結末ですが、決して裕福とはいえない境遇から富豪になるというストーリーは、アメリカンドリームを夢見る若者に希望を与えたのです。

しかしながら監督のオリバー・ストーン はインサイダー取引をおこなってまでお金を追い求める主人公の価値観には否定的で、そういった価値観に共感し主人公に憧れる若者が続出したことについて遺憾と発言しています。とはいえこの映画のストーリーや主人公の考え方は資本主義を象徴するものであり、非常に高く評価されています。ちなみに映画は続編が作られており、そちらでは金融崩壊が描かれています。