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憧れの場所ウォール街

ウォール街と世界の金融市場

ウォール街に限らず、大きな金融市場が暴落すると離れた場所であっても連動して金融暴落を引き起こしてしまいます。1929年の金融暴落に代表されるような金融危機でも、必ず海外の市場に影響が出ています。こういった株価大暴落は社会現象の一つとされており、市場だけでなく投資家たちの群集心理も関係しているため国を超えて大きく広がりやすいのです。

1929年の世界恐慌ではウォール街で起きた暴落のあと、アメリカで流入している金とマネーストックの関係で世界各国の金融政策がアメリカと順応され、それによって不況が国際的なものとなりました。1931年にオーストリアの大銀行が破たんし、それに続くようにドイツの大銀行が倒産、ドイツ国内の多くの企業が倒産してヨーロッパ中に広がりました。

このように恐慌が起こる際は市場の大きさや金融機関の力関係が重要で、そのため世界的にも大きな金融市場を擁する国や地域は影響を受けやすくなっています。日本も東京のような大きな金融センターがあるため、リーマンショックなど比較的新しい金融危機では大きな打撃を受けました。もっとも恐慌の影響を受けても、その後の立ち直りには各国の金融政策や救急措置が関係しており、国によって回復の速度や過程は異なります。

現在のウォール街は主要な金融機関の本店が置かれていないため、昔ほどには金融恐慌を引き起こすリスクが大きくありません。しかしながら本部がないだけで金融やそれに関連するアメリカ社会の中心であることには変わりないので、今現在も金融暴落が起きれば最も影響を受ける地域の一つです。世界的に有名な金融危機はもれなくアメリカから始まっており、ウォール街は金融暴落の影響を受けると同時に発端になる存在なのです。